菊芋とは
キク科ひまわり属の多年草。
成長すると草丈1.53mと大きくなり、菊に似た黄色い花を9-10月につけ、10月末に地中に塊茎を作ります。
生で食べるとシャキシャキとした食感が特徴。
産地は熊本、長野、徳島などが有名です。
成分
菊芋の主成分は多糖類「イヌリン」を含む水溶性食物繊維。
菊芋といってもキク科の野菜なので、じゃがいもやサツマイモのようにテンプンは含まれていません。
菊芋の主成分「イヌリン」
ゴボウやタマネギ、ニンニクなどにも含まれる糖の一種。
「イヌリン」は人間の消化酵素では消化できず、摂取してもヒトの体に吸収されることはほとんどありません。
そのため、栄養成分表示では糖質ではなく食物繊維として扱われます。
イヌリン(水溶性食物繊維)は体の中で水分を含むとゲル状となります。
その他、ビタミン、ミネラルなどの成分も豊富に含まれています。
この「イヌリン」という成分を最も多く含む野菜が「菊芋」です!
「菊芋のイヌリン含有量」
生の菊芋・・・20%程度
弊社の乾燥パウダー・・40~45%程度(徳島大学大学院にて調査)
※イヌリンは分析が難しく、数値は少しぶれやすいと言われています。
イヌリン1日摂取推奨量 5~10g/日
※弊社パウダーの場合、小さじスプーン2~3杯程度/日
食べ方
生での喫食は炒め物や酢漬け、漬物、味噌汁の具、炒め物など食感がシャリシャリしていて良いです。
ただ、生の菊芋は水分量が多く傷みやすいためあまり市場には出回っていません。
一般的には乾燥パウダーやチップスなどが多いです。
※幣社もパウダーやチップでの取扱いとなります。
イヌリンの効果的な摂取には食前や食事と一緒が良いとされており、お味噌汁やヨーグルト、カレーに混ぜたり。炊飯時に入れてもいいですし、ハンバーグやパンケーキなどに混ぜても。(ほんのり甘みを感じる場合があります)
※また、お酢など酸味のあるものと混ぜて加熱した場合、イヌリンの成分が減少することがあると言われています。